占いは「因果律」をくつがえす?

占いと因果律−1

占いは「因果律」をくつがえす?

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われわれは一般的に、占いというものを非常に気軽に考えていますけれども、厳密に考えると、お釈迦様のたてた仏説の根元というべき因果律、占いというものは、これを根底から破壊する行為であるということに気づいている人は非常に少ない。

なぜかといいますと、われわれが知っているこの三次元の世界(人によっては四次元という人もいます。縦、横、高さのほかに時間がそこに加わるからです)、それがこの因果律です。

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この世のすべての現象は、原因があって、いまの結果が生じてきている。これはかつて二千数百年の昔、お釈迦様が最初、自然観察をしておって、内観という方法によって世界を見ておって、諸行は無常であると悟られた。無常というのは、この世はすべて常に一刻の休みもなく変わっているということで、今日の言葉でいうと、原子核の中の素粒子の数は常に変化しつつあるから、物質そのものも変わっていくという命題を、お釈迦様は何か感覚的に知られて、こう表現した。

これを悟ったという。したがって、一刻の休みもなく変化しているから、そのもの自体の持っている固有の性格はない。なぜなら、性格自身も変化しているからである、とこうお釈迦様はいわれました。しかし、三つ目のお釈迦様の発見は、この自然法則としての因果律です。いかなることも、ある原因があって現在の結果が生じた。そして、現在の今の世界は、かつての因によって生じつつあるのであり、現在もまた、人は未来の因をつくりつつある、これが因果律ですね。

ところが、この因果関係ということを、こういう具合に考えてみると、そこに時間が介在するということがわかるはずです。つまり、原因があって結果が出る、というのは、少なくとも一秒の何百分の一であろうとも、因と果の間、そこには過去、未来がある。

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