顔を治すと人生が変わる

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われわれは、筋肉的にも、頭脳的にも、実は今思っているよりもかなり高い能力を持っている、ということは、学術的にも証明されているわけです。

たとえば、「火事場のばか力」ですよね。か弱い女性ピアニストが、隣りの家まで燃えてきた、自分の家も火事になりそうだ、と思って気がついたら、自分の大切なピアノを一人でかかえて庭に出て行っちゃった、というんですよね。幸い家に類焼は来なかったからよかったといって、今度は中にピアノを入れようとしたら、当然一人ではだめで、大の男が三人かかって、やっとこさ、そのピアノを入れた。

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「火事だ!」といったら、二階からたんすをかついで下りていっちゃったという話もある。こういうのを、火事場のばか力という。火事場のばか力がでるということは、カがあるということです。その女性にね。ところが、火事にならなきゃ出ないということは、つまり、火事によって自己限定枠が壊れた、取り去られたわけですね。

さあ、ここでですね、マクスウェル・マルツという、ご存じの方あるかもしれませんが、アメリカに有名な心理学者がいます。本来この人は心理学者ではなかった。整形外科医だったのですね。このマルツ先生は人の顔を何百人と治しているうちに不思議な事実に目をつけたのです。

世界中に何千人とこういう整形外科医はいると思うのですけれど、その中でマルツさん一人だけ、ある現象に興味を持った。偉いですね。どういう事かというと、顔を治すとその人の人生は今までと違って激変する場合がある、という事に気づいたのです。

たとえばですね、ごく普通のOLだったのが、突然生き生きとしてきれいになって(まあ、顔を治したのですから当たり前ですが)、上流楷級の立派な紳士に見初められて結婚し、上流夫人におさまったとか、それから、今まで口もろくすっぽきけなかった外交員が、見る見るうちに、会社でトップの成績になって、重役になっちゃった。

さらに驚いた事実は、凶悪なる犯人というのが、刑務所の中で大怪我をしまして、マルツさんが顔もめちゃくちゃになっているから治したのです。すると、この人、模範囚になっちゃって、仮出所したあと事業的に成功して、厚生事業に勤める立派な人間になった、という例がある。これには、マルツさんも非常に驚いたんですね。顔を治すと人生が変わる、これはどういうことか。

ところが、マルツさんは変わらない人もいる、ということを発見したんです。じゃあこの今までと人生変わらない人と、変わった(良く変わったほうですよ)人とは、どこに違いがあるかを観察してみた。そうしたら、答えがでました。

つまり、顔が変わって周囲の人が、「あなた、鼻がかっこよくなったわよ、すごく美人になった」といわれた時、この女性はそれを信じた。そして鏡を見て「まったく私、きれいになった」とこう思って、毎朝、鏡を見る度にニコッとした女性が、上流階級の夫人になったわけですよ。

ところが、もう一方何の変化もなかった人というのは、どこどこが良くなった、といわれて、鏡を見て「別にー、変わらないでしょ。前より悪くなったみたい」といった人が人生変わらないんです。そこで、マルツさんは考えた。もしかすると、顔の形が変わったというのは、単なるきっかけにすぎなく、心の中で「私が美人になった」「さっそうとした二枚目のハンサムな外交マンになった」そう思いさえすれば、顔は変わらなくても、人生変わってくるんじゃないか、こう思ったそうです。そして、それは後年調べて事実だという事がわかったそうですね。

美人というのも、皆さん経験あると思いますけれども、目鼻立ちのいい美人でも、ちょっと話していると嫌になっちゃう女性っていますよね。だけどまあ、とんでもない不美人はおきまして、十人並の人でも話していると、非常に気分がよくて、だんだん、その人の優れている部分だけが見えてきて、優れていない部分がかすんで見えなくなる、という現象があって、「その人は美人だ」という印象が残る、というのがあるのです。「たで食う虫も好き好き」というとおり、人によって美人の評価はずいぶん違いますしね。

これは美人だ、という固定したものはあるはずがない。さて皆さん、「自分は有能である」と信じた人間は有能になっていくという非常に簡単な事実をマルツさんは発見したのです。自分が美人だと思った人が美人に見えてくる、ということなんですね。

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