無形の法則

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ここに道という言葉が出てきます。中国語では道を“タオ”と発音します。老子の言っているのは、このタオということで、宇宙の中にはタオという無形の法則のようなものが一本通っている。このタオという道から外れていく人は、すべて自己破壊の道に行ってしまう。天寿をまっとうできない。不運、病気、失敗をして孤立する。しかしタオの上を歩いて行く限りは心配ない、と言っています。

では、タオはどこにあるでしょう。「これはだれにも見えず、言葉では表現できない」と老子は言っている。それではどのように歩けばよいのでしょう。その道の上を歩いている状態は、次のような状態なので、それを真似すれば歩いていることになります。

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老子には“柔弱の勧め”というものがあります。常識で考えると「男子は柔弱でなくてはならない」というのは、おかしいではありませんか。人、すべからく柔弱たるべし。要するに大きいことやはったりを言わない、ということから始まり、人間はかくあらねばならぬ、とか立派であるためにはこうでなければならない、ということを言わない、また思わないことです。最初から、私は弱い人間なのだから、と思っている。そうすると鬱病にならない。

精神的なことで神経質な人は理想主義です。「自分はもっと立派であるはずだ」のように、こうであらねばならぬ、というイメージができてしまっている。このようなイメージができてしまうと、自分のすることに当然落差ができてくる。

その落差があったときに、自分はつまらない、生きるにたりない人間だ、と思い、鬱病になったり、ノイローゼになったりする。この時に、「そもそも人類は柔弱たるべきである」といっていると全然こたえない。自分は柔弱であるから、うまくいかないのはもっともだ、と平気になれます。

老子の考えはいわば平気術です。自分がいかに平気で生きられるか、ということを勧め、平気で生きているように見える時には、タオ、つまり目に見えない道の上を歩いているのです。

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